豚肉

国産豚

国産豚は主に生産者→と畜→カット→小売店という流通経路を経て食卓に届きます。国産豚は大きく分けるとノーブランドの国産豚、銘柄豚、黒豚、国産SPF豚に分けられます。
エサはとうもろこしやライ麦・大麦・大豆油かす・なたね油かすが主原料です。

ノーブランド国産豚

一般の養豚場で飼育された黒豚、銘柄豚以外の豚です。狭い囲いの中で密集して飼育されることが多く不衛生になりがちなため、抗生物質が使われている不安があります。

銘柄豚

銘柄豚のほとんどは、JAグループの契約農場が高品質豚生産のための専用指定配合飼料や飼育管理マニュアル・衛生マニュアルに基づき生産された豚肉です。

黒豚

バークシャー純粋種の交配で生まれた豚を黒豚といいます。一般の豚は6ヶ月で市場に出ますが、黒豚は8ヶ月~12ヶ月かけます。生育環境もおおむね良く、多剤耐久菌の不安も少ないと言われます。ただ表示上は黒豚をうたっていても、実際は希少品のため、黒豚もどきが多いのが実状です。

国産SPF豚

無菌豚の意味ですが、豚の代表的な病原菌(豚流行性肺炎)は持っていないということで、抗生物質耐性菌が無いとは言えません。ただ普通の豚より薬物使用が少ないことは確かです。

輸入豚

豚肉の輸入率は50~55%くらいで、アメリカ産、カナダ産、メキシコ産、オーストラリア産、ニュージーランド産などです。外国の生産現場の実態はあまり紹介されていませんが、薬物汚染の不安があります。

より安全な食べ方

有機塩素系の農薬PCBダイオキシンなどは家畜の脂肪に蓄積されやすいので、調理する前に肉から脂肪を取り除くようにしましょう。また、挽き肉は脂肪も一緒に挽いてありますので、できるだけ赤身の多いものを選びましょう。
少しでも茹でたり湯通しすると農薬抗菌性物質ダイオキシンなどが減少されます。調味液に漬ける場合は、残った調味液は使用しないようにしましょう。

ホーム > 生鮮食品 > 豚肉  前のページへ戻る

サイトマップ