【大人肌を細胞レベルから修復・再生】

「皮膚再生医療」について

真皮までに及ぶ火傷などの損傷は、皮膚再生が不可能なため、本人の真皮細胞を培養し、傷部分に移植します。そうすると、その培養真皮に含まれる生きた細胞から細胞増殖因子が放出され、それにより真皮が育って傷を治します。これが皮膚再生医療です。

培養真皮に必要な材料、すなわち肌の修復・再生機能を高めるのに有効なものは、「皮膚の細胞」「細胞成長因子(タンパク質)」「生体材料(コラーゲン・ヒアルロン酸)」

今、女性から最も支持を集めている化粧品が、この理論と手法をアンチエイジングに応用したもの。医療の現場でも使われている成分が、肌本来の修復、再生機能を最大限に引き出すことにより、さまざまなエイジングサインから、ニキビ跡や肌荒れなどに効果を発揮します。

 

  • 肌修復のメカニズム

肌に傷ができると、コラーゲンやヒアルロン酸を作り出す線維芽細胞が駆けつけます。

ところが血液成分がドロドロの状態にあると線維芽細胞のすべりが悪くなり、傷までたどり着けません。

そこで登場するのが線維芽細胞のすべりを良くするヒアルロン酸。

傷にたどり着いた線維芽細胞はコラーゲンを生成して傷を治します。

 

  • 肌再生のメカニズム

健やかな肌は約28日のサイクルで、古い肌細胞から新しい肌細胞へと生まれ変わる「ターンオーバー」を繰り返します。

ところが、加齢により線維芽細胞の働きが衰え、ヒアルロン酸やコラーゲンが減少すると肌細胞の再生がうまくいかず、サイクルが30~40日と遅れてしまいます。

その結果、古い角質はニキビ跡やシミを残したままどんどん厚くなって、くすみ・小じわやたるみといった新たな肌老化を迎え入れます。

ターンオーバーが正常に行われていれば、肌は自らの力でどんどん生まれ変わり、いつも新鮮な肌が保てるのです。

子供の肌がイキイキとしているのが、何よりの証拠です。

 

若い頃の肌のように、足りないものを肌自らが生み出して、自らの力で傷を癒し、自らの力で生まれ変わり続けるそんな肌を再び手に入れるには、細胞レベルから肌本来の力を高めることが大切です。