果物

輸入果物について

アメリカは有機塩素系の農薬使用を認めています。恐ろしいのはアメリカ国内では使用が禁止されている臭化メチルが日本向け農作物にふんだんに使用されていることです。日本では行われていないポストハーベスト農薬というものもあります。それゆえ、外国産の果物は残留農薬の可能性があると言われています。
特に注意するべき点は、日本では認められていない柑橘類の防カビ剤です。これらは毒性の強い添加物で、分解されにくく残留する可能性がとても高いのです。以下が主なものです。
DP(ジフェニール)・・・肝臓、腎臓障害
OPP(オルトフェニールフェノール)・・・遺伝子損傷、変異原性
TBZ(チアベンダゾール)・・・嘔吐、めまい、染色体異常
IMZ(イマザリル)・・・肝臓、腎臓障害
防カビ剤が基準以上残っている場合は回収・廃棄が行われますが、基準違反は殆ど見られません。

バナナ

年間輸入量約80~100万トンの輸入果物の代表格です。フィリピン産が70%、エクアドル産が20%、台湾産が10%です。昔に比べて毒性のある殺菌剤は控えられつつあります。変に長持ちしているバナナは怪しいと思ってください。また、有機JASマークのついたバナナは信頼できます。ポストハーベスト農薬の汚染があれば残留している可能性はありますが、房の根元から実を含め1cmほど切り落とせば、比較的安心と言えるでしょう。

リンゴ

健康的なイメージがあるリンゴですが、実は農薬を一杯浴びています。これは外国産でも国内産でも同じです。が、アメリカ産のリンゴはポストハーベスト農薬も使われています。基準値は超えていませんが、防カビ剤のTBZなどが検出されています。丸かじりは昔の話。今では皮をむいて食べるのが常識です。

オレンジ

アメリカ産のオレンジはポストハーベスト農薬で使用している防カビ剤のOPPTBZIMZなどが果皮に残留しています。その他、クロルピリホスメチオカルブメチダチオン臭素などが検出されています。これらの残留農薬は基準値以下だと思われますが、膨大な量の輸入オレンジを完全に検査はできません。安全のため、水でよく洗って食べましょう。また、輸入オレンジでマーマレードを作るのは辞めましょう。

グレープフルーツ

グレープフルーツは収穫後、殺菌剤を浴び、防カビ剤のOPPを浴び、TBZIMZなども十分に浴びます。国内産で有機栽培されたグレープフルーツがベストですが、外国産のものを食べる場合はスプーンですくい出して食べると良いでしょう。

レモン

外国産のレモンはポストハーベスト農薬で使用している防カビ剤のOPPTBZIMZなどが果皮に残留しています。アメリカ産のレモンからベトナム戦争で用いられた枯れ葉剤の主成分、2・4-Dが検出されたこともあります。安全のため、水でよく洗って食べましょう。

イチゴ

冷凍や生食のイチゴが空輸されています。輸入量のトップはアメリカですが、今後、中国産や韓国産の増加が見込まれています。輸入イチゴは猛毒の臭化メチルで燻蒸し、表面の細菌や虫を駆除します。数日後には分解されると言われていますが・・・。イチゴはその他に栽培中も収穫後も発ガン性のある殺菌剤がいろいろと使用されています。水洗いして食べましょう。

アメリカンチェリー

5月頃に出回るアメリカンチェリーは、栽培中でも収穫後でも殺菌剤を浴びせられ、農薬漬けです。皮ごと食べるものですから勇気がいります。よく水洗いして少な目に食べましょう。

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