予防にまさる治療なし!!

未来の美肌のために、今私たちができることは、紫外線によるダメージを予防してあげ

ること。現れたシミを治療するよりも、現れる前に予防しておく方が、より透明感のあ

る肌に近づけます。

 

【リップケア】

 

なぜ唇は乾燥しやすいのか?

唇は内部粘膜が外に露出した、非常にデリケートな部位です。乾燥した環境や紫外線などの影響により、肌に比べて4倍ものスピードで乾燥するといわれています。乾燥するからといってなめたりすると、唇荒れを起こすので気をつけましょう。ちなみに唇荒れは、乾燥や紫外線、タバコ、食べ物の刺激物、体調不良などが原因です。

 

唇にもメラニンはあるのか?

唇は目ア人が少ないため、光や紫外線の影響をストレートに受けやすい部位といえます。また、薄い粘膜なので口紅などによる色素沈着をおこしやすくなります。

 

唇ケアのコツ

日中は乾燥や紫外線から唇を守り、夜は昼のダメージに対して集中的にケアすることが大切です。唇の新陳代謝は肌よりも早く、3~4日だといわれていますので、ケアを続けることで健やかな状態を保つことができます。予防と対策をしっかり行って唇美人を目指しましょう。

 

【メイクアイテムについて】

「メイクをすることの目的」

  • 皮膚の保護

化粧下地やファンデーション・マスカラなどのメイクアイテムは多々ありますが、つけることにより保湿や紫外線対策としてのカバー力が上がります。

日焼け止めを塗っただけよりも、ファンデーションを上から重ねて紫外線に当たる方が日焼けする可能性は低いという利点が挙げられます。

  • 魅力的価値を高める

化粧をすることにより自己の満足感が上がり、自分に自信がつくことで対人関係が良くなります。

例を挙げると、太っていて引っ込み思案な方が、ダイエットに成功すると人前に出る機会が増え、笑顔が増えるということが言えると思います。

【正しい化粧品選び】

  • 化粧品かぶれ

接触性皮膚炎、いわゆる化粧品かぶれを起こす可能性があります。

昔はアレルギーなどを起こす可能性のある成分=旧表示指定成分(色素成分・界面活性剤・防腐剤・香料)は表示しなければいけないという決まりがあったため、消費者は旧表示指定成分無添加を目安に選ぶことが可能でした。しかし、2001年より全成分の表示が義務づけられ、消費者による化粧品の選択が難しくなりました。そのため肌の状態や悩みに合わせたアイテム選びなど、しっかりとカウンセリングを行ってもらえる、また信頼できるお店での購入をおすすめします。

  • 径皮吸収

皮膚は有益なもの不利益なものも吸収してしまうので、有害性の物質が皮膚細胞に入り込みDNAを傷つけることがあります。これもアレルギーにつながる可能性があります。中でもタール系色素や鉱物油(石油系)には発がん性の恐れがありますので化粧品を選ぶ際にはこれらが入っていないものを選びましょう。

タール系色素とは合成添加物で、石油や石炭の黒いタールから作られます。皆さんは、これだけでも顔につけたくないと感じると思いますが、タール系色素には多くの毒性を含み、アレルギーや発がん性以外にも、内臓障害、黒皮症、そしてかぶれの原因になります。

商品には、タール系色素とは表示されず「赤色○号」のように表示されますのでさらに注意が必要です。

  • 色素沈着

油分が入った化粧品をつけたまま紫外線を浴びることにより油やけを起こし、シミ・くすみの原因になります。

例えば、アイシャドウをつけている方がメイクを落とした時、まぶたが茶色くくすんでいたということがあるかと思います。これはアイシャドウの成分が色素沈着してしまっているからです。

 

今は、さまざまなメイクアイテムを気軽に選ぶことができる時代です。その時に、メイクをすることの利点と、化粧品選びのポイントをふまえて、しっかりとしたカウンセリングをもとに、肌に合ったメイクアイテムを選んでください。

安全な化粧品を選び、快適な生活を送りましょう。

 

【予治メイク】

予治メイクとは、メイク中にも肌老化やトラブルの予防と治療を目指すスキンケア発想の化粧学。

メイクアイテムは女性にとっていわば美の新気。しかし、最近では美を追求するあまり、化学成分をたっぷり含むものも少なくありません。朝晩のスキンケアで手に入れた美肌も、日中の美しい仮面の下で失ってしまうことに。これからのメイクアイテムの使命は、メイクしながらスキンケア。

 

  • AC-11

南米アマゾンに自生するハーブ「キャッツクロー」の樹皮から特殊な方法で抽出した天然エキス。アンチエイジング成分として世界的に注目を集め、化粧品やサプリメントなどに利用されています。

 

・効果

DNAの修復促進効果→傷ついたDNAの修復を促進することで、紫外線などによる肌老化を予防します。

 

肌老化を加速させるDNAの損傷

DNAは紫外線や活性酸素などにより、絶えず傷つけられています。その損傷は1日に数百万回と言われるほど。DNAの自己修復能力が低下した加齢肌では、損傷により肌老化をどんどん加速させていきます。

 

  • シンーエイク

ヨロイハブの蛇毒に存在するポリペプチド「ワグレリン1」を模倣した小さいペプチド。コラーゲンの760分の1という非常に小さい成分なので、肌の深部まで浸透しやすいのが特長。

 

・効果

シワの平滑化・抗シワ効果→筋肉の収縮を抑制することで、表情ジワを改善します。

 

シワを加速させる筋肉の収縮

肌の筋肉を繰り返し動かすことにより、額や眉間、目尻や目の下、口元などに表情ジワが現れます。このシワは恒久的に持続し、さらに加齢とともに深くなっていきます。

 

  • アスタキサンチン

サケ、エビ、カニなどの「海洋生物」がもつ天然の赤い色素成分。ニンジンのβーカロチンや、トマトのリコピンなど、緑黄色野菜に多く含まれるカロチノイドの一種です。

・効果

活性酸素の除去効果→紫外線などにより発生する活性酸素を除去することで、肌老化を予防します。

 

肌老化を加速させる活性酸素

紫外線やストレスなどにより発生する活性酸素は、肌細胞を酸化させ、サビつかせてしまいます。さらに、強い紫外線を浴びると活性酸素が大量発生し、体内の抗酸化物質がコントロールしきれずに肌老化を加速させていきます。

 

最近の流行メイクといえば、「ナチュラルメイク」。素肌感のある自然な仕上がりをつくるには、ベースメイクが決め手になります。自分の肌質や肌色にあったカラー選びは言うまでもなく、もっと素肌を引き立たせるためには、肌に直接つける化粧下地をはじめ、コンシーラーやファンデーション、粉おしろいにいたるまで、スキンケア効果のあるアイテムを選んで日中のケアも同時に行うことが得策です。

 

《メイクアップ4つの注意点》

・スポンジやブラシは清潔に

肌に直接触れるスポンジやパフ、ブラシには、汗や皮脂、ホコリなどが染み込んでいます。そのままにしておくと、カビや雑菌の温床となるのも時間の問題。それぞれに合ったお手入れ方法でいつも清潔に保ちましょう。メイクの仕上がりもぐんとアップします。

・自分の顔をじっくり観察

自分らしさを活かすには、顔の輪郭、眉の形・生え方、パーツのバランスなどをよく観察することが必須。正面だけではく、横顔や斜め顔などいろんな角度から見ることがポイントです。メイクの後も、顔と首の色の差や、チークの濃さや位置などもチェックします。

・メイクは明るい場所で

メイクとは、色の重なりがつくる「光と影」が美しさの秘訣。暗い場所では光と影を上手く描けず、立体感のない平面的な顔に仕上がってしまいます。また、肌のくすみや目の下のクマ、ファンデーションの色むらや細かい部分の付き具合などを見逃してしまいます。

・いきなりつけてはダメ

ファンデーションやチークをつけるとき、パレットからスポンジやブラシにとってそのまま肌へつけていませんか?必ず一度、手の甲でなじませ、色具合をチェックしてから肌につけましょう。また、肌へ負担がかからないようにソフトタッチでのせていきましょう。