生鮮食品

生鮮食品に含まれる注意が必要な成分について

牛肉 豚肉 鶏肉
魚介類 米・玄米 野菜 果物

 

生鮮食品とは未加工で、そのほとんどが食品添加物を加えていない生の食品を指します。
注意すべき成分には、肉類でしたら家畜の病気を防ぐために用いられる抗生物質や発育促進のためのホルモン剤、エサに使われる遺伝子組み換え穀物、そして病原体などがあります。
野菜や果物には残留農薬や収穫後にかけられる防カビ剤などがあります。

これらの物質の有無は食品表示ラベルを見るだけでは分かりません。生鮮食品にはJAS法による食品表示が義務付けられていますが、ここに書かれているのは名称と原産地のみです。輸入果物などには添加物の表示はされていますが(*1)農薬までは分からないのです。

日本はBSE対策もそうですが、農薬に対する規制もかなり厳しく、世界的に見て最も安心できる部類だと聞きます。厚生労働省では約240の農薬と約130の農産物に対して残留農薬基準を定めており、平成18年5月までに約460農薬の基準設定(ポジティブリスト制)を行う方針です。
一方、冷凍ほうれんそうや冷凍エビなど、特にレストランで業務用に輸入されている冷凍食品に関しては、規制も一部でしか行われていないませんので、まだまだ安心できる状態ではないようです。
輸入食品には大豆などの計画輸入制度(計画を提出して一度検査を受ければ、その後は検査もなく自動的に許可される仕組み)があったり、優良な輸入者(大商社)は事前申告制度によって港に到着する前に許可を受ける制度もあります。輸出国の要求で農薬の安全基準が緩和(改悪)されている事実もあるのです。
これらを踏まえ、私たち消費者は常に食品の安全性をチェックしていく必要があるのです。

*1 輸入果物等は防カビ剤が使われている場合、食品衛生法により食品添加物の表示が必要です。
※カット野菜・カットフルーツは加工食品に分類されますので、そちらの項をご覧下さい。

 

ホーム > 生鮮食品  前のページへ戻る